なんば建築工房
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高校生が左官の手仕事に挑戦 −「児島しごと博2026」に参加しました−

10月24日(土)、倉敷鷲羽高校で開催された「児島しごと博2026」に、なんば建築工房も参加しました!

「児島しごと博」は、地元・児島の企業や仕事を知り、将来の働き方について考えるきっかけをつくるイベントです。

今回は、倉敷鷲羽高校と倉敷翔南高校の2年生を対象に、さまざまな地元企業が仕事の紹介や体験の機会を提供しました。

普段暮らしている地域にも、実は知らない会社や仕事がたくさんあります。

将来の進路を考える高校生の皆さんにとって、地元にどんな会社があり、どんな人たちが働いているのかを知ることは、仕事の選択肢を広げる大切な機会です。

私たちも、地元の建築会社として、家づくりを支える職人の仕事や手仕事の魅力を知ってもらいたいという思いで参加しました。

職人歴56年、ベテラン左官職人の技に挑戦

なんば建築工房のブースでは、約20名の生徒さんに「左官体験」をしていただきました。

講師を務めたのは、なんとこの道56年のベテラン左官職人。

左官とは、コテを使って壁や床などを塗り、仕上げていく仕事です。

まずは職人がお手本を披露。

長年培ってきた技術で、コテを自在に操り、土をなめらかに塗り広げていく姿は、見ていると簡単そうに感じられます。

ところが、いざ生徒さんたちが挑戦してみると……。

コテの上で土を返す「コテ返し」が思うようにできなかったり、土を均一になめらかに伸ばすことが難しかったり。

職人の動きをまねてみても、なかなか同じようにはいきません。

初めて左官の手仕事を目にする生徒さんも多く、思いどおりにならない難しさも、体験ならではの楽しさに。

会場では大きな歓声が上がり、とてもにぎやかな左官体験となりました。

普段何気なく目にしている壁の仕上がりにも、職人の長年の経験と技術が詰まっていることを、少しでも感じてもらえていたらうれしいです。

職人の技術を、次の世代へ

なんば建築工房は、明治20年(1887年)の創業以来、職人の手仕事を大切にしてきました。

現在も自社に大工や左官などの職人が在籍し、若手職人の育成に力を入れています。

なぜ、私たちが職人を自社で育て続けるのか。

それは、職人の技術を未来へ受け継いでいくことが、日本の住文化を守ることにつながると考えているからです。

職人の技術は、決して一朝一夕で身につくものではありません。

素材の性質を見極める目、微妙な力加減、道具の使い方。長い年月をかけて経験を積み、磨き上げられていくものです。

そして、その技術は図面や文章だけでは伝えきれません。

熟練の職人の仕事を間近で見て、自ら手を動かし、何度も経験を重ねることで、次の世代へと受け継がれていきます。

今回の左官体験も、そんな職人の技術に触れてもらう小さなきっかけになったのではないかと思います。

AIが進化する時代だからこそ、人の手仕事を大切に

今、AIは目覚ましい進化を遂げ、私たちの暮らしや仕事のあり方も大きく変わろうとしています。

便利な技術が発展する一方で、私たちがこれからも大切にしていきたいのが「人の手でつくる」ということ。

自然素材を相手に、その日の状態を見極め、手の感覚を頼りに仕上げていく。

そこには、AIだけでは置き換えられない、職人の経験と感性による仕事があります。

古民家の土壁や伝統建築の細やかな意匠も、こうした職人の技術によって守られ、受け継がれてきました。

職人の技術を残すことは、単に昔ながらの工法を守ることではなく、日本の住文化を未来につないでいくこと。

それが、私たちなんば建築工房の大切にしている思いです。

今回の体験を通して、参加した高校生の皆さんが「職人ってすごい!」「こんな仕事もあるんだ!」と感じ、将来の選択肢のひとつとして、ものづくりの仕事に興味を持ってもらえたらうれしく思います。

ご参加いただいた生徒の皆さん、先生方、そしてイベント関係者の皆さま、ありがとうございました!

これからもなんば建築工房は、地元・児島で職人を育て、手仕事の魅力を伝えながら、日本の住文化を未来へつないでいきます。

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