読み込み中...
実例紹介

施工事例

里山を迎える土間の家/岡山市北区

道路側には静かに閉じ、庭とその先に広がる里山へ大きく開く「里山を迎える土間の家」。

リビングの前には広い土間と深い軒を設け、室内と庭の間に、内でも外でもない居場所をつくりました。窓を開け放てば、リビングから土間、庭、そして里山へと視線と空間が緩やかにつながります。

天井から軒裏へと木の仕上げを連続させることで、内と外の境界を曖昧に。気候のよい季節には軒下の土間もひとつの居間となり、暮らしの領域が自然の中へと広がります。

周囲からの視線には配慮しながら、光や風、庭の緑、四季折々に表情を変える里山の風景を、日々の暮らしの中へ迎え入れる住まいです。

【コンセプト】
道路に面する側には開口を抑え、外からの視線に対して静かに閉じる。
一方、建物の奥では、庭とその先に広がる里山へ向かって大きく開く。

リビングの前には広い土間を設け、その上に深い軒を掛けた。
土間は室内と庭を隔てるための場所ではなく、両者を緩やかにつなぐ中間領域とした。

窓を開け放てば、リビングから土間、庭、そして里山へと居場所が連なっていく。
気候のよい季節には、軒下の土間もまたひとつの居間となり、暮らしの領域が自然の中へと広がる建築を目指した。

【外観】
低く抑えた屋根と深く張り出した軒によって、落ち着きのある佇まいとした。
軒裏には板をはり、庭の植栽や背後の里山と呼応する、やわらかな表情をつくっている。
石を配したアプローチを進むにつれて玄関が現れ、建物へ静かに導かれる外部空間とした。

【玄関】
光を抑えた、落ち着きのある玄関。
無垢のカリン材で設えた飾り棚に置かれたしつらえを、柔らかな照明が静かに照らし、訪れる人を迎える。木や塗り壁の素材感を引き立てながら、住まいの奥へと誘う、穏やかな導入空間

【LDK】
庭と里山に向かって大きく開いたLDK。
天井の板張りをそのまま軒裏まで連続させることで、室内と軒下の境界を曖昧にし、視線と空間が外へと自然に伸びていく。深い軒が強い日差しを抑えながら、四季の移ろいを暮らしの中に取り込む、開放的なLDKとした。

【内と外をつなぐリビング】
リビング収納は壁の中に納め、家具の存在感を抑えることで、空間をすっきりと広く見せた。
また、室内の壁を外壁と近い色調で統一し、天井から軒裏へと続く木の仕上げと合わせて、内と外の境界を曖昧にしている。庭や里山へと視線が自然に伸びていく、連続感のあるリビングとした。

【光を取り込むダイニングキッチン】
道路側からの視線を遮りながら、壁の上部に連続する高窓を設け、柔らかな光を室内へ取り込んだ。
キッチン奥にはパントリー、土間収納を連続して配置し、そのまま玄関へとつながる動線計画とすることで、買い物から収納、キッチンまでをスムーズにつなぎ、日常の使いやすさにも配慮した。

【和室】
木部を落ち着いた色調でまとめ、竿縁天井や塗り壁の素材感を生かした和室。
床の間にはスリット窓を設け、間接光を取り込むことで壁面にやわらかな陰影をつくり、静けさと奥行きを感じられる空間とした。

【洗面】
壁一面に設えた造作洗面・鏡によって、すっきりとした洗面空間にまとめた。
東向きの高窓から朝の光を取り込み、明るさを確保しながら、外からの視線にも配慮した。機能的でありながら落ち着きのある空間としている。

【家事動線】
洗面を挟んでランドリーとWICを隣接させ、洗濯から乾燥、収納までを短い動線で完結できるよう計画した。乾燥した衣類をそのままWICへしまえるため、日々の家事負担を軽減する、機能的な水まわりとした。

【トイレ】
深い藍色の塗り壁をアクセントに、桧の造作カウンターを組み合わせたトイレ。
清潔感のあるすっきりとした印象にまとめた。

【 里山を迎える土間の家/岡山市北区】

設計/施工
なんば建築工房
エリア
岡山市北区
撮影
2026年

類似事例

特設サイトはこちら