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メディア掲載・受賞

下津井地区の町おこしが山陽新聞にて掲載されました。【後半】

なんば建築工房で取り組んでいる下津井地区の町おこしが山陽新聞にて全5回にわたって連載されました。

後半は、第4回、第5回をご紹介します。

【にぎわう下津井横丁】

参照:山陽新聞

倉敷市下津井地区の中心部にて、2024年3月に「しもつい横丁」がオープンしました。
かつて回船問屋だった奥行きの長い敷地には、飲食、物販の多彩な店があり、休日を中心に買い回るお客さんでにぎわっています。

しもつい横丁がオープンする前は海産物を扱うお店で、下津井シービレッジプロジェクトの一員でもある余傳(よでん)さんのご実家でした。

水産資源が少なくなった海を見つめる漁業者やにぎわっていた昔を懐かしむ人々の姿が寂しく映り、「残りの人生は、下津井の魅力を引き出して活性化することにささげる」と心に決めました。

移住者や店を呼び込みたいと敷地内の建物の改修に着手し、旧本宅に2021年、茨城県出身の移住者が住居を兼ねたデニム工房を構えたのをはじめ、カフェやたい焼き店などが相次ぎ開店しました。
さらには港町でありながら近隣から姿を消していた鮮魚店の復活。

横丁の一番奥にある最後の空きスペースには来年、移住者が運営するゲストハウスができる予定です。
こちらは、なんば建築工房が施工しますのでお楽しみに。

【若き担い手】

参照:山陽新聞

下津井シービレッジプロジェクトの発足に繋がった中西家の再生を担うことになったのは、なんば建築工房の社員で、(株)あかつき・下津井未来共創(株)の代表でもある長谷川達也さん。

中西家は、これまで地区内外からの出資を含めて1830万円が集まり、クラウドファンディングや金融機関からの借入を活用して今夏にも着工する予定です。
こちらもなんば建築工房が施工します。

長谷川さんの奮闘は、地元の人たちに少なからぬ影響を与えています。

瀬戸大橋架橋(1988年)の集客を見据えて1986年に発足した町おこし団体「下津井を考える会」。
高齢化で数人のみとなっていた組織を立て直し、2024年から下津井城跡で「さくらまつり」を開催しています。
3回目となった今年は約8千人を集めました。

メンバーは40人に増え、シービレッジプロジェクトと掛け持ちする若い移住者もおり、両組織の横の連携が生まれつつあります。

移住者と地元住民。
まちの存続と発展への思いを共有する若き担い手が、相乗効果を生みながら下津井をけん引しています。

【最後に】

工務店として私たちにできることは、単に建物を直すことだけではありません。
地域の歴史や文化、人の暮らしを未来へ繋ぐ仕事だと考えています。

そのためにも、地道ではありますが、まちづくり活動や地域との関わりを継続してきました。

地域の方、挑戦する若い人、移住者、事業者、それぞれの想いが重なり合って、少しずつ地域の空気が変わっていく。
そんな積み重ねが大切なのだと思います。

古い建物の価値を活かし、人が集まれる場所をつくり、地域の風景や文化を次の世代へつないでいくこと。
それも地域工務店の大切な役割の一つだと感じています。

これからも、派手な活動ではなくても地域に寄り添いながら下津井らしい風景と暮らしを未来へつないでいきたいと思います。


下津井シービレッジプロジェクト HP
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