なんば建築工房
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【空き家古民家は未来のたからもの】

〜古民家と地域のこれからを考える〜

先日、一般社団法人 空き家アドバイザー協議会の中四国地区大会に参加させていただきました。

全国的に空き家の増加が課題となる中で、地域ごとにその在り方や向き合い方もさまざまです。今回の大会では、多くの志ある方々と意見を交わしながら、改めて「空き家の可能性」について考える時間となりました。

空き家と一口にいっても、その背景には相続、住まいの老朽化、家族構成の変化など、多くの事情が存在します。時には「手放したいけれど、どうしていいかわからない」という声も聞こえてきます。

私たちは、そんな声に応えられるよう、建築・不動産・相続・解体・片付け・土地家屋調査など、さまざまな分野の専門家と連携し、ひとつの窓口で相談に応じる“ワンストップ”の体制づくりを進めています。

そして、空き家の中には、日本の住文化を伝える貴重な「古民家」も多く含まれています。
時代の変化のなかで壊されてしまうことも多いのですが、そこには美しい木組みや味わい深い素材、長年大切にされてきた暮らしの痕跡があります。
そのまま残すのが難しい場合でも、古材や建具を活かしたり、想いを引き継ぐ古民家リノベーションを行ったりと、“再び命を吹き込む”方法はたくさんあります。

◆古民家の施工事例もご覧ください。

空き家は、ただの負の遺産ではなく、活かし方次第で地域の魅力や未来をつくる「たからもの」になり得る――
そう感じさせられる、あたたかく、前向きな時間でした。

今後も引き続き、地域の課題解決と未来への継承に、丁寧に取り組んでまいります。

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