見晴らしの良い物件の落とし穴 ~土砂災害警戒区域~
岡山県倉敷市にある工務店、なんば建築工房の澤井です。
私は宅地建物取引士の資格を活かし、不動産業務を担当しております。
今回のテーマは土砂災害警戒区域です。
土地や中古住宅を探していると、「土砂災害警戒区域」という言葉を目にしたことがありませんか?
土砂災害と聞くとかなり物騒に聞こえますが、危険度によって、「イエロー」と「レッド」という2つ区域を各都道府県で指定しています。
土砂災害特別警戒区域(レッド)とは
土砂災害が発生した際に、建築物に損壊が生じ、住民の生命や身体に著しい危害が生じるおそれがある区域です
土砂災害警戒区域(イエロー)とは
土砂災害が発生した際に、住民等の生命または身体に危害が生じるおそれがあると認められる土地の区域です。
レッドと異なり、土砂災害が起きても外に出ないで室内にいる限りは、安全を確保できる場合が多い区域と見られています。
土砂災害警戒区域で家を建てることはできるのか?
土砂災害警戒区域(イエロー)では特別な建築制限はありませんので、家を建てることは可能です。
ただし、区域外の土地と比べると災害意識を高く持つ必要があったり、災害時の補償が都道府県から受けれない可能性があったりしますので、デメリットな部分はあります。
土砂災害特別警戒区域(レッド)でも家を建てることが可能ですが、建物をRC(コンクリート)造にしたり、ガケ側に擁壁を作るなどの制限がでてきます。その他、住宅ローン控除を利用について、2028年1月以降からは新築住宅に入居する場合は適応外となることが決まっていたり、国や都道府県の補助金の対象外になる場合や住宅ローンの融資額の減額などデメリットが多々あります。
眺望は最高だけど
土砂災害特別警戒区域(レッド)は高台で眺望が良く、区域外の土地に比べると価格が安いので、良い物件に見えることがあります。
お買い得の物件には思わぬ落とし穴がありますので、ハザードマップは事前にしっかり確認しましょう。※不動産の契約時にはハザードマップの説明は必須となっています。
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