どのくらいの家が建てられるの?建ぺい率と容積率~岡山県で新築、リノベを検討している方へ宅建士がアドバイス~
岡山県倉敷市にある工務店、なんば建築工房の澤井です。
私は宅地建物取引士、いわゆる宅建士として、不動産の業務を担当しています。
前回のブログで用途地域について説明させていただきましたが、用途地域にあう建物ならどんな大きさの家でも建ててもいいのでしょうか?
やっぱりここでも建築基準法がかかわってきます。
建築基準法はその土地その土地で建物を建てても良い面積の割合が定められています。その名を建ぺい率、容積率と呼ばれており、各用途地域によって決められています。
今回は建ぺい率と容積率について、説明させていただきます。
建ぺい率とは
敷地のうち建物を建てても良い面積の割合のことです。
例えば建ぺい率が50%の土地(敷地100㎡)なら、1階部分は最大で50㎡まで建てられます。
容積率とは
容積率は、土地の広さに対して建てられる建物の総床面積の割合を表します。
例えば2階建を建築予定で容積率が100%の土地(敷地100㎡)なら、1階、2階のすべての階の床面積の合計が100㎡までは建てられます。
気をつけたいポイントは
用途地域など地域によって建ぺい率や容積率は異なります。
用途地域の説明については、前回のブログをご覧ください。
https://www.nanbakenchiku.co.jp/kiji/blog/12228/
原則は地域によって建ぺい率、容積率は決まっているのですが、一部緩和や制限があります。
・建ぺい率の緩和
角地・防火地域は、立地によって建ぺい率が増えることもあります。
・道路幅によって容積率が制限される
前面道路が狭いと、容積率が下げられる場合があります。
・建物の形によっては床面積は変わることもある
吹き抜けやバルコニーは延べ床面積に含まれません。間取りを考えるときには注意が必要です。
これから土地を購入される方、リノベを検討されている方へ
自分が住んでいる地域の建ぺい率と容積率は、各市町村のホームページから確認することができます。これから土地を購入される方やリノベを検討されている方は必ず確認しておくことが必要です。
なんば建築工房では、土地購入やリノベ前の建物について、無料のアドバイスも行っています。後悔しないお家づくりになんば建築工房のスタッフが心を込めてご対応いたします。
まずはお気軽にご相談ください。