130回目の月例朝礼を迎えて

岡山で古民家や注文住宅を手がける、なんば建築工房の正田です。
先日、7月の月例朝礼を開催しました。当社では、私が社長に就任してから毎月欠かさず全社員で集まり、この「月例朝礼」を続けてきました。今月でちょうど130回目。月に一度ではありますが、この時間をとても大切にしています。
最初の頃は、なかなか想いが伝わらず、職人やスタッフとの温度差に悩んだこともありました。しかし、続けることで少しずつ社内に変化が生まれ、今では会社全体の雰囲気が明るく、前向きに。朝礼では、現場で起きた出来事や改善の取り組み、新たな挑戦の発表、時にはスタッフの出産やお祝いごとなども共有され、単なる業務報告の場ではない時間になっています。
特に職人さんたちは、普段は現場に直行直帰となることが多く、会社に集まる機会が限られています。そのため、この月例朝礼は、社長である私の想いや会社の方針、仲間の頑張りを共有する貴重な場でもあります。
私たちは、「職人工務店」としてのこだわりを大切にしています。デザインや間取り、素材といった“見える部分”はもちろん大切ですが、何十年と安心して住み続けられる家にするには、やはり“見えない部分”に魂を込める職人の技術と誠実な仕事が欠かせません。
最近ではSNSやメディアの影響で、家づくりも“映える”要素が重視されがちですが、本当に大切なのは「暮らし続けて初めて実感できる良さ」だと私たちは信じています。だからこそ、自社職人を抱え、日々のコミュニケーションや情報共有を欠かさず行いながら、想いのこもった住まいづくりを目指しています。
130回目の朝礼を終えて、改めて思います。
続けることの意味。
仲間と語ることの大切さ。
そして、つくり手の誇りが住まいに表れるということ。
これからも、地元岡山の風土や暮らしに根ざし、古民家リノベや古民家再生や新築住宅の提案を通じて、「安心して永く住み続けられる家」をつくり続けてまいります。

当日は記念写真を撮りました!