なんば建築工房
スタッフブログ

ANDPADアワード入賞!これからの私たちの挑戦

岡山県倉敷市の工務店。なんば建築工房の代表の正田です。

このたび、全国21万6000社が利用する住宅業界最大手の基幹システム「ANDPAD(アンドパッド)」のアワードにおいて、なんば建築工房が〈住宅×SMB部門〉で入賞を果たしました。このような名誉ある賞をいただけたことは、私たちにとって大きな励みであり、会社をあげて取り組んできたDX(デジタル化)や現場の改善の成果だと感じています。これもひとえに、現場で汗を流す職人たち、支えてくれるスタッフ、そしてANDPADの担当の皆さまのご協力あってのこと。深く感謝申し上げます。

また今回は、ありがたいことに特別講演の場もいただき、「地域イノベーションを起こす、職人工務店の挑戦」と題して、数百名の前でお話をさせていただく機会も得ました。講演では、私たちが取り組んでいる「古民家再生」「空き家対策」「移住支援」「行政との連携によるまちづくり」など、単なる家づくりを超えた“地域の未来づくり”に関する実践をご紹介しました。

地方にはまだまだ多くの課題があります。放置された空き家、職人不足、後継者問題、人口減少…。しかし私は、そうした社会課題こそ、工務店という立場から挑戦し、地域の力で乗り越えていけると信じています。私自身、岡山に移り住んで30年、職人の世界に飛び込み、そして今は老舗工務店の代表として、技術と伝統を受け継ぐ責任を感じながら、地域に必要とされる存在でありたいと願い続けています。

なんば建築工房では、「良い家をつくること」はもちろん、「このまちに必要とされる工務店であること」を何よりも大切にしています。地域に眠る古民家を再生し、移住者を迎え入れ、空き家を資源と捉え、新しい暮らし方を提案する。そして、そうした取組みの先には、若い世代がこの地で働き、暮らし、誇りを持って次の世代へつなげていく姿があります。

これからも、若手職人の育成や伝統技術の継承を大切にしながら、「手仕事×テクノロジー」の融合による新しい工務店のカタチを探求し、地道にコツコツと挑戦を続けてまいります。どんなに時代が変わっても、人が暮らしを営む限り、「家」には想いがあり、「まち」には物語があります。私たちはその物語の一部として、地域とともに歩み、未来をつくっていきます。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。