伝統と現代技術を融合した由加山蓮台寺 集会殿新築工事/倉敷市
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岡山県倉敷市児島にある由加山蓮台寺は、古くから「厄除けの寺」として多くの参拝者に親しまれ、由加山信仰の中心として長い歴史を受け継いできた寺院です。歴史ある境内には、本堂や多宝塔をはじめとする数多くの建造物が建ち並び、今もなお多くの人々が訪れています。
なんば建築工房では、この歴史ある境内に新たに整備された集会殿、渡り廊下、境内へ続く階段の設置。灯篭、手水舎の移築を担当しました。
境内へ続く階段や建物は、もともと山だった地形を造成して整備しました。現場は非常に硬い岩盤地盤であったため、山を切り崩しながら慎重に施工を進め、建物を支える基礎づくりにも高度な技術が求められました。完成後には見えなくなる基礎部分も、一つひとつの工程を丁寧に積み重ね、安全性と耐久性を確保。目に見えない部分にも妥協することなく、長く安心して使い続けられる建築を支えています。
歴史ある寺院の風景や趣を大切にしながら、現代の技術と職人の手仕事を融合させ、一つひとつ丁寧に形にした建築プロジェクトで、制約の中でも最適な答えを追求し、長く愛される建築を目指しました。
【集会殿外観】物全体が自然と調和し、境内の景観に溶け込むよう、木造と鉄骨を組み合わせた構造を採用。それぞれ異なる構造でありながら、屋根の緩やかな「むくり」(反り、カーブ)や軒の納まりを丁寧に調整することで、一体感のある美しい佇まいを実現した。
【集会殿内観】梁や柱などの構造材をあえて隠さず、その力強さや木の質感をそのまま空間の意匠として活かした。華美な装飾に頼るのではなく、構造そのものが持つ美しさを大切にした、落ち着きのある空間に仕上げた。
天井高とのバランスを考慮し、壁下部の幅木にはあえて幅40cmという存在感のある一枚板(杉の中杢)を採用。空間のスケールに負けない力強さを与えている。
【 伝統と現代技術を融合した由加山蓮台寺 集会殿新築工事/倉敷市】
- 建物
- 新築/木造・鉄筋・コンクリート
- 設計/施工
- なんば建築工房
- エリア
- 倉敷市児島
- 撮影
- 2026年






