由加山蓮台寺 多宝塔 補強・改修工事/倉敷市児島
- 社寺
1986年に由加山蓮台寺 多宝塔 補強・改修工事を手掛けました。
本工事では、塔の頂部にある風鐸(ふうたく)を一旦取り外し、屋根を支える小屋組の補強を実施。長い年月を経て傷みが生じていた骨組みについては、状態を見極めながら必要な部材の交換と補強を行い、本来の姿を損なうことなく修復しました。
文化財の修理において大切なのは、できる限り既存の部材を活かすことです。傷んだ部分は伝統的な継手技術を用いて補修し、やむを得ず交換する場合も元の寸法や意匠を忠実に再現しました。
また、基壇周辺の改修工事では、沈下や風雨の影響を受けていた地盤を整え、土の盛り直しを行うことで建物を支える環境を改善しています。
約1年にわたる工事を経て、天保14年(1843)から受け継がれてきた多宝塔の姿を未来へつなぐ修復を行いました。
なんば建築工房では、伝統建築の保存・修復を通じて、地域の大切な文化財を次世代へ継承する取り組みを続けています。
【 由加山蓮台寺 多宝塔 補強・改修工事/倉敷市児島】
- 設計/施工
- なんば建築工房
- 保存修理工事完了
- 1986年
- エリア
- 倉敷市 児島
