お知らせ
見学会

6/20(土)「古民家耐震改修の考え方」を学ぶ、古民家リノベ現場見学会

今回総社市にて古民家リノベーション工事中のお宅にて、お客様のご厚意により「古民家耐震改修の考え方」を学べる現場見学会を開催させていただけることになりました。

現場見学会では、実際に「伝統耐震診断」を行った古民家にて

  • なぜ伝統耐震診断が必要なのか
  • 古民家のどこを確認して診断するのか
  • 診断結果をもとに、どのように耐震改修を行うのか

を、実際の工事現場を通してご覧いただけます。

「この古民家、まだ住み継げるだろうか」
「壊す以外の選択肢はあるのだろうか」

そんな想いをお持ちの方に、ぜひご覧いただきたい現場見学会です。

(解体前) 
(解体後)床下の地面はすり鉢のような形状で、風通しを考えた古民家ならではの形状
(解体前)
(解体後) 天井裏から出てきた立派な梁組み

伝統構法と在来工法の違い

そもそも、古民家は現在の住宅とは構造の考え方が異なることをご存知でしょうか?
筋交いや耐力壁で“固める”在来工法に対し、伝統構法の古民家は、土壁や貫、木組みなどによって“揺れを逃がす”構造でつくられています。

だからこそ、古民家の耐震は、一般的な木造住宅と同じ考え方では判断できません。

古民家の伝統耐震診断と工事の流れ

古民家再生総合調査とは

古民家再生総合調査は、古民家を「壊すべきか」「活かせるのか」を判断するために行う、専門的な建物調査です。

  • 伝統耐震診断
  • 床下インスペクション
  • 古民家鑑定

を組み合わせ、古民家の状態を総合的に調査します。

古民家再生総合調査でわかること

調査では、

  • 建物の傷みや劣化状況
  • シロアリや腐朽の有無
  • 傾きや構造の状態
  • 地震に対する建物の特性
  • 今後も住み継げる可能性

などを確認します。

古民家は、一棟ごとに構造や状態が異なります。
そのため、見た目だけでは判断できない部分までしっかり確認し、

  • どこを残すべきか
  • どこを補強すべきか
  • どのように再生するべきか

を見極めながら、未来へ住み継ぐための計画を立てていきます。

伝統耐震診断とは

伝統耐震診断とは、古民家などの「伝統構法」の建物を対象に行う、専門的な耐震診断です。

一般的な耐震診断(静的耐震診断)は図面上の壁の量を計算しますが、古民家でこれを行うと「倒壊確実」という低い数値が出がちで、古民家本来の強さや特性を正しく評価できない場合があります。
そこで伝統耐震診断では、実際に地震計を設置し「普段の微小な揺れ(常時微動)」を測定して建物と地盤の振動特性を実測し、解析する「動的診断」を行います。

「この古民家を、どうすれば安全に住み継げるか」

壊して建て替えるのではなく、古民家の価値や構造を活かしながら未来へ受け継ぐための診断です。

常時微動を測定する地震計
地震計に繋いだパソコンで計測結果が表示される

伝統耐震診断でわかること

診断によって、

  • 建物の揺れやすさ
  • 固有周期(建物が揺れる特性)
  • 耐震上の弱点
  • 補強が必要な箇所

などを把握できます。

また、耐震補強工事後にも再度測定を行うため、「どれくらい性能が改善したか」を比較・確認することが可能です。



今回の現場見学会は、実際に工事中の古民家をご覧いただきながら、伝統構法の考え方や耐震改修について、スタッフが詳しくご案内いたします。

古民家の耐震は、一般的な住宅とは考え方が異なるため、現場で実際に見ていただくことで理解できることが多くあります。

「実家を残したい」
「古民家を購入してリノベーションしたい」
「建て替え以外の選択肢も知りたい」

そんな方は、ぜひこの機会にご参加ください。

なお、現場見学会はゆっくりご見学・ご相談いただけるよう、1時間につき3組限定でのご案内となります。

ご予約は先着順となりますので、ぜひお早めにお申し込みください。