なんば建築工房
スタッフブログ

FMくらしき最終回を終えて ― 地域と共に歩むまちづくり

FMくらしき最終回のご報告と感謝

本日、FMくらしき【がんばりょうるで児島】の最終回を迎えました。2022年7月にスタートしてから丸3年間、地元の皆さまに支えられて続けてこられたこと心より感謝申し上げます。パーソナリティーの矢吹さん、さくらちゃんをはじめ、番組を盛り上げてくださった皆さま、本当にお疲れさまでした。

コロナ禍を経て、児島商工会議所やスポンサーの皆さまの協力があったからこそ続けられた放送であり、この3年間は地域の絆をより深める大切な時間になりました。

◆まちづくり活動 下津井シービレッジプロジェクト

「地域と共にある古民家を扱う工務店」としての想い

私は株式会社なんば建築工房の社長として、ただ家を建てるだけではなく、「地域と共にある建築屋」でありたいと考えています。岡山では古い町並みや歴史的な建物が数多く残る一方で、空き家や古民家の増加、地域の過疎化という課題を抱えています。しかし見方を変えれば未来に活かせる可能性を秘めた資源もあります。私たちは「地域の古民家」を守り、活かすことを通じて、地域の未来をつくる活動を続けてきました。

例えば、空き家古民家をそのまま放置すれば、防災や景観の悪化につながり地域の価値を下げてしまいます。ですが、適切にリノベーションを行えば、住まいとして蘇るだけでなく、店舗や宿泊施設として新たな人の流れを呼び込むこともできます。なんば建築工房では、自社職人が受け継いできた木の手仕事を生かしながら「古民家リノベ」を行い、古材の再利用や耐震補強、断熱改修を組み合わせることで、安心で快適な暮らしを提供しています。これは単なる建築工事ではなく、「まちを元気にする取り組み」そのものだと考えています。

お施主様にとっても、こうした地域活動は決して無関係ではありません。ご自身の住まいが地域の文化や風景と調和し、また子や孫の世代に受け継がれていく――そんな家づくりを一緒に目指していただければと思います。

◆なんば建築工房の家づくりの考え

これからの職人工務店として古民家活用の挑戦

今回のラジオ番組も、地域の人と人をつなぎ、声を届けることで“まちの未来を紡ぐ”役割を果たしました。放送は一区切りを迎えましたが、私たちの挑戦はこれからです。下津井をはじめ倉敷の町を盛り上げ、空き家古民家の活用や古民家リノベを通じて、未来に誇れるまちと住まいを残していきたいと考えています。

◆会社の理念