【外観】
”妻入”とは、屋根の傾斜に対し、直角にあたる側(八の字が見える側)に入り口がある家の造りのこと。
本を開いたような形の伝統的な「切妻屋根」が特徴。
【格子】
目隠しとしての格子はデザインのアクセントにもなっている。
【玄関収納】
飾り棚を兼ねた玄関収納。
奥の建具を開けると土間収納へと続く。
【フレキシブルな空間構成】
襖を部分的に開け閉めすることで、客間とすることも、LDKの一部とすることも可能である。
締め切ってしまえば個室となる。
【空間の繋がり】
襖を開け放すとLDKと一体となり、繋がりが生まれる。
さらに、庭の緑に向かって大開口を設けることで、開放的な空間となる。
【リビング】
南側に大開口を設け、明るく、開放的なリビングとした。
和室はLDKと一体的利用を促すように、腰を掛けるのに丁度いい高さの小上がりとしている。
【ダイニングキッチン】
キッチン収納は造作することで、使い勝手の良い、目線の高さの収納を十分に確保した。
手の届かない位置は開口部とすることで、通風、採光を確保するだけでなく、北側の借景を活かす計画とした。
【借景】
キッチン収納の上部の開口部から、遠くの山の緑が見える。
【寝室】
それほど明るさを必要としない寝室は、風通しのための最小限の開口とし、カーテン等の目隠しがなくてもプライバシーが確保できる計画とした。
【ヌック】
ヌックとは、こぢんまりとした、落ち着きのある空間のこと。
【子ども部屋】
将来、間仕切りを設けることで2室にすることができる。
シンプルなつくりとしている。