DENIM HOUSE BON／倉敷市児島
- 新築
瀬戸内海を望む、国産ジーンズ発祥の地・倉敷児島の街の中。
住宅街にひっそりと佇む築90年以上の古民家を、建具や天井など使用できるものはそのまま残し、昔の雰囲気を壊さずに一棟貸しの宿へとリノベーションしました。
デニムブランドの運営される宿らしく、アクセントカラーにはデニムブルーが用いられ、所々にデニム素材も使用しています。
入り口すぐの大きな土間、陽がしっかりと入るタイプの異なった2つの寝室、そして宿泊客が円卓を囲みながら語り合えるダイニングスペース。
静かな住宅街にひっそりと佇む古民家でゆったりとした時間を過ごせます。
【玄関・土間】
みんなで囲み語り合えるよう、元々玄関横にあった和室を広い土間へ。
【寝室１】
朝日が差し込む縁側付きの寝室「EN」。
ソファーにはデニムを貼っている。
【寝室２】
夕日が差し込むミニマルな寝室「YO」隣には和室も併設。
デニムのソファー、ベッド台も造作。
【和室】
和室には、押入を造り替えたクローゼットと書斎を併設。
個室に籠る感覚で書き物や読書などに勤しめる。
【ダイニングキッチン】
元々和室だった部屋をキッチンへリノベーション。
家具は、なんばで製作したオーダー家具。椅子には、コンセプトのデニム生地を使用している。
会話が弾むようにテーブルは円卓を配置。
【Before After キッチン】
棚は中が見通せる造作棚に変更し、食器や日用品が一目で分かる実用的な収納に。
ガスコンロには薄型デザインを採用し、全体をすっきりとしたスタイリッシュなキッチンに仕上げた。
【Before After 男子トイレ】
壁やドアの色を塗り替えてはいるが、そのまま使用。
【洗面所】
２箇所ある洗面所は、どちらもデニムを基調とした色に塗り替えた。
写真左の鏡は最新式の曇り止めが装備された鏡。
【Before After 蔵へ続く廊下】
壁を漆喰で塗り清潔感を出した。
中庭の窓は、古いガラスをそのまま使用し古民家の味を残した。
【蔵１階】
デニム製品の販売スペース
【蔵２階】
BONを運営するデニムブランドITONAMIのオリジナル製品や、さまざまな取り組みを紹介するギャラリー。
【随所にデニムを使用】
部屋着やエプロン、畳縁やスリッパなど随所にデニムを使用。
実際にデニムの着心地を体験し、気に入った場合は蔵１階のショップで購入も可能。
【 DENIM HOUSE BON／倉敷市児島】
- 設計/施工
- なんば建築工房
- 場所
- 倉敷市児島
- 撮影
- 2025年
- 店舗HP
- https://www.denimhousebon.com/
