【外観】
格子の小屋組みが美しい住宅。室内の明かり取りと、周囲を柔らかく照らすよう、側面にFIX窓を設置した。
手前の倉庫棟も母屋に合わせ、格子の小屋組みで施工した。
【玄関】
空間の一部を区切って玄関に。LDKを充実させるため、最小限のスペースにした。
【LDK】
立派な木組みを表しにしたLDK。夜になると一段と温かさが増す。
南に面する窓が少ないため、壁側面にFIXガラスの窓を設置。
外にも程よく光が漏れ、外観のアクセントにもなっている。
【梁】
昔の大工さんの手業がのこる梁。
山から木を切り出し、ちょうなと呼ばれる刃物で木の表面を削り落として整える。
昔の家は地産地消だからこそ、地域の気候風土に合った丈夫な家ができた。
【柱】
味わい深い柱。
すすと埃で真っ黒にすすけた構造体も、水洗いをしっかりすることで、本来の持つ美しさが蘇る。
【和室】
続きの和室は既存のままに。
構造体の梁が鴨居となって大黒柱にささる「差し鴨居」と、古民家独特のいわゆる「田の字型」が特徴。
【建具】
手の込んだ建具。摺りガラスの部分にまで装飾が施され、味わい深く美しい。
【タンス】
壁の中に組み込まれていたタンス。思い出もそのまま残している。
基礎打設の様子。土台ごと建物を持ち上げ、基礎を組み上げる。
工事中の様子。
内壁を解体しない場合は電気配線の追加や変更が難しいため、事前に入念に配線ルートなどを確認の上で計画する。