Vol.1 良い家を見極めるためのチェックポイントとは

 

良い家の絶対条件は、完成後には見えない基礎の施工に手抜きやごまかしのない事。
難波社長が大工の果たすべき重要な役割を語ります。

 


                                                                                     [青字]インタビュアー [黒字]難波社長

 

 

チェックポイント いろんなのがあると思うんですが、幅広くて難しいかもしれませんが、代表的なところを

 

要は地盤調査なんですよね。を確認して、何mで止まるか。杭がそこまできちっといっとるかどうか。それがまず1番でしょ。
次にコンクリートを打つ時に、鉄筋がきちっとはいっとるかどうか、見ますよね。から、コンクリートを打つ。で、コンクリートの強度がきちっとでるコンクリートを使っとるかどうか。よったらきりがないんですよね、全部。

 

コンクリートの種類によってちがうんですか。

 

強度がですね、だいたい180kg/cm2ゆう強度でだいたい建築の場合はやっとるんで。土木さんなんかは300kgとかいうもっといいコンクリートを使うんです。建築の場合はそれでOKなんですけれど。それを使ってるかどうかが問題ですよね。150とか140とかいうたら値段が下がってあるわけで、ごまかすやつはそれでごまかすやすもおるわけですからね。出来上がりわからんでしょ。

 

わかりませんねぇ。よくあるんですか。

 

高度成長時代にはありました。確かにね、そういう手抜きがね。今はそんな手抜きしよったらもう、見つかったら大変ですもん。
だけどやっとるところはおそらくあると思いますよ。それから建て方をする時に、言われた材料、大きさのものをつかってるかどうかでしょ。その柱に大節とかそういう欠点があるかどうか、金物がきちっとはいっとるかどうか、のチェック。

 

柱に欠点があるとは

 

大きな節があったりね、とんでもない強度に影響するような傷があったりね。そういうのもありましょうし。地のものでいくと途中でどうしても丸みがあるんですよ。それを欠点だというお客様もおるんですね。そういう言い方をすると。そのへんは信用度になってくるんです。だけど厳重に言うとそういう事なんです。で、金物がきちっと所定の場所に入っとるかどうかでしょ。それから、あと本当はですね、土台をひいた時点でね、レベルにあるかどうかなんですよ。まっすぐに。ここまで、施主さんでチェックしよる人おらんでしょうし。レベルという意味はまっすぐ立てるかどうかなんですよ。あがっとったら曲がるんです、絶対家っていうのは。

 

それを見極めるには

 

もう機械がいります。それが、出来上がってから高さがちがうと言ってももう直らんのんですよ。

 

現実にそれをやろうとすば機械をとりよせなければいけないわけですね。

 

ですね。はい、いりますね。

 

でもそれは、わりとそうなりやすいポイントではありますよね。


だから、そこらで気をつけにゃいけんのが、うちらはそれをなしにするために、常用という形でうちは大工さんを抱えてるわけで。
大工さんは1日働いてなんぼでしょ。しかしそれを受け取りという、よその建設会社さんはみんな受取という形のはずなんですよ。
早くすれば儲けじゃないですか。なら基礎ができとったらもう土台へトーンと据えますよね。すぐ建て方して。今特に悪いのが合理化と称してダイレクト床を貼っていきますね。ダイレクトに構造材へ直に床を張るんですよ。

 

直にはるんですか。

 

直にはるんです。土台がまっすぐいもんとして、直にはる。で、2階の床がまっすぐいもんとして直にはるわけでしょ。ということは、土台の上がり下がりがもうレベルの全てでしょ。レベルの全て。そこはものすごい重要なとこなんですよ。このレベルを見る、見んで。しかし、受け取りにしておけば、そんなもん関係ないじゃないですか。ペタペタ貼っていきゃいいんだから。見るだけめんどくさい。そうしたら出来上がったものはゲッコンシッチンした建物。

 

それはもうビー玉を転がしたり・・・

 

ビー玉を転がしたり云々、そういう問題。それがしてないゆうことは、構造体からスケールをあてて、窓いうものが水平として入れますよね。まがっとったらその窓自体もまがっとる。とおらない、まっすぐね。
だから私はそういう手抜きとか、絶対せにゃいかん事をしとる。しとるせんが見えんでしょ、出来上がったときには。だから職人さんは早くすればそれは儲けですから。そんなのとばしてやっちまうんです。良いとして。チェックしない。

 

本来はそこを現場管理の人がチェックするっていうのが、社内検査か何かをして、というのが本当ですよね。

 

それを大工で常用でやっておけば、実際する大工が不安だから、大工が必ず見る。実際仕事する人が見るくらい確実なことはない。現場監督がそのままじーっとそこには絶対おらんですもん。
よおったらきりがありません。すべての職種に全部通じる。大工、次に瓦屋、谷樋(たにどい)・・・

 

谷樋って何ですか

 

谷樋いうたら屋根と屋根がぶつかって、その下へ谷樋を入れるんですね。屋根と屋根が流れてますね。こうなっとって、こっちの屋根が斜めにこう入っとって、ここにV字形のものができるでしょ。水はこう落ちてきてこう流れる、こうでたものがこう流れる。ここに樋がいるわけですね。瓦の下にね。この樋の入れ方でさえあるわけですから。幅なんぼにする

 

それは谷樋の専門の職人さんが

 

いやいやそれは板金やさんの仕事。それの伸びしろが少ないとか多いとかで、跳ね返りが入る、出る、ゆうのもきちっと見当つけていれないと。これなんかもう決まりはないんですよ。

 

そこは外注さんなんでしょ

 

そこは外注ですよ。やっぱり棟梁が、大工がおるでしょ。大工が的確に指示。だからいかに現場監督がしゃんとしとくよりも、大工がしゃんとしとく方が、はるかに性能が高いわけでしょ。常時おるわけですから。だから大工ゆうのはものすごい大事なんです。

 

常用大工だから常時いるわけですよね。普通の場合は

 

そんなもん他人がしょうるからほったらかし、関係ない。自分の仕事だという、自分が作ってるという自覚を持たす。自分の作品なんだという位置づけ、プライド。それに対する愛着、あったらゆるめんもん。傷ひとつ・・・「土足でそがなところ歩いて!」という話にもなるし。ごみがでたら自分で掃除をするし。それが、現場監督じゃそこまでしない。ビジネスとして、現場監督じゃったら3つ4つ見んと、経費に合わんでしょ。常時おれるわけがない。だから現場監督を大事にするよりも大工を大事にして、そういう教育をした方が、あとの経費は全然かからない。

なんば建築工房のこと|会長インタビュー

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