Vol.3 大切なのは環境との調和

 

斬新であっても異質であってはならない。
難波社長がこだわる環境と調和した住まいづくりを語ります。

 


                                                                                     [青字]インタビュアー [黒字]難波社長

 


建物のチェックをする時とゆうのは、どうしても一般の素人はどうしても外観であるとか、間取りであるとか、ゆうところがわりと分かりやすいですから

 

僕は家の見方いうものは、まず周りのバランスに合うか。山があれば山の風土、勾配に合うとるかどうか。私は軒先が出るゆうのが絶対なんですよね。軒先が出る、もしくは軒先に代わるものが建物から出る。それは家を保護するために絶対必要、最低限。太陽光線を遮るのに絶対、最低条件なんですよ。だから軒先が出ない家なんかいうのは、これは家じゃないと。ビルだと。ビルの考え方。デザイン的に、四角ゆう・・・日本におって太陽光線云々ゆう問題を考えた時に、庇がないと、屋根の下がないと、調整効かんもん。この地区で85cm以上は出てないと、絶対に太陽光線、もろに夏場のが強烈な日差しが入ってきますから。

 

今いっぱいありますよね、そんな家

 

そう、それがちやほやされて、みなさんデザイン的にスッキリ。そらそうですよ。なんも無い方がスッキリします。なんも無い方が安く上がります。安くあがるんですよ、何も無い方が。だけど、あれは箱であって家はでない。それはなぜかゆう理屈付けが、今言った太陽光線、雨風にあたる、何で防ぐんですか。30年たってその壁がそのままでおりますか。洗いざらしの壁がもつわけがない、30年たって。ならやりかえて、突きなおしてという形でしょう。30年たって味がでる?とんでもない。味じゃあない、もう潰そうかゆう。

 

周りの、周囲とあってるか

 

調和する。やはりね、その地区その地区の屋根勾配、風土に合うた屋根勾配ゆうのはやっぱりあるんですよね。

 

風土に合ってない屋根勾配もあるんでしょうね

 

そりゃあります、あります。

 

周囲のバランスと、それは

 

町並みとかね。町並みもあるんですよ。その地区の風土、町並み、町のつくり、それに極端に違和感ゆうのも僕はおかしいような気がするんじゃけどね。こりゃあま、好みがあるんですけれど。屋根勾配なんかゆうものは特にあるんですね、それに調和させよう思うて。ほんなら県北の人がですね、この地区へ持って行って県北の屋根勾配で家建てたらもうとんでもない家ができます。もう見られんもん。やっぱりきついし。そうゆうものが来たらもう違和感覚えてしょうがない。異質なもんが出来上がってしもうて。なんぼ材料良いもの使うてやっとんですよ、仕事も良いんですよ。だけどおかしい。これはデザインが悪いわね。やっぱり倉敷、児島、こうゆう地区には地区の建物のバランスゆうのがあるんですよね。洋風のもんもしかりですよ。同じ洋風のもんでもしかり、同じ事が僕は言えると思うんですよ。

田んぼの中にプロバンスの家がポツンとあっても、なんとなくね変ですよね。

うん、おかしい、田んぼの中にはやっぱりこうゆう勾配のある屋根。そうゆうのが望まれると思うんじゃけどね。それの方がデザインが良いと思う。

それは素人でもぱっと見てこう、バランスがいいなっていうものは感じれるものですかね。

と思いますよ。私の、なんばが建てとる家は「独特な感じじゃなぁ」ゆうて人が言うんですが、「なんばさんの家だいたい分かるわ」ゆうて言うんですけれども、僕はそのへん変わったもの、異質なもので組み合わせて作っとるかもしれんけどれも、どうゆうていいかな、ケバケバしいおかしさとかじゃあないんですよね。今までの外観のイメージゆうものは、僕はふんどるつもりなんですけどね。それからどう崩していくかと、ゆうことで。基本形があるから崩しても「なんばさんの家じゃ」というのが分かってもらえるゆう、そのへんのところなんかなぁと思うんですけれども。

2つ目はいかがですか。家の見方。どうゆう視点で見たら

外観的なもの、内観的なもの含めて?それは中に入ってですか、外からですか?

両方

外からゆうのがやはり外観のデザインでしょ。それ以外に何があるかな。外から見て建物…調和があって、デザインがそれに対してあるでしょ。中に入って。中に入って…自分をまずどう招いてくれたか考えるなあ。どう招いてまず、ここへ。自分の家じゃないわけでしょ、他人の家。私をどう招いて入れてくれたんじゃろうか。入った時のそのイメージで家のイメージ決まりますよね。

それは玄関先の雰囲気といいますか

雰囲気。それから、戸を開けて入った時の空気。気象ですよ。ものすごく。あの、アンモニアのクロスのなんとも言えん、ツンとくるあの空気で迎えてくれるのか。木のほのかな匂い、土の匂いで迎えてくれるのか。仕上げからくる雰囲気、大きな違いがありますね、これも。前も言うとったように、小舞をかいて土壁塗って、それをやっとるだけでイメージがもう全然、肌に伝わる感覚違います。貼りもんというか。やすらぎ。フッと、ホッとする。私はピンと張りつめた家よりも、入ってホッとさしてくれる家の方を私は好みます。ハッとさす仕上げ方法ありますよ。あるけど、やるのはもういっちょ違う方法でやる。ホッとする中に違うものを、ハッとさすものができるはずなんですね。

なんば建築工房のこと|会長インタビュー

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