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日本の家の屋根

正田順也 自己紹介へ
2019/08/26(月) すべて工房あれこれ

皆さんおはようございます。株式会社なんば建築の代表の正田です。 
暑い日が続きますが、本日は少し涼しく過ごしやすいですね。油断せず体調には気を付けてくださいね。

本日は、日本の家の屋根のお話しをします。
どうして、昔の日本家屋は屋根が深くどっしりしているのでしょう?
かっこいいから? デザイン? 偉い人が決めたから? 技術的に??????

実はこの軒の深さは日本の風土にあります。
日本は高温多湿で 雨が多く、湿気が多い。そうなるとどうでしょうか。
先人の残した書物の陰影礼賛(いんえいらいさん)でも「日本の住宅は大きな屋根が特徴で、その下に広がる暗雲が日本独特の美意識で」とあります。日本の家は近年に屋根が深くなった訳ではなく、竪穴式住居、掘立柱建物、礎石建物(古民家など)の時代から同じく軒が深いのが特徴でした。

 決してデザインではありません。機能を考えたときに雨が外壁や室内など建物に悪影響を与えないように軒が深くつくられています。
外壁が雨にさらされることが多いとやはり建物の痛みは早くなります。また、雨漏れのリスクも増えます。また、梅雨時期に自然の風を入れることを考えると、軒が深さが有効的ですね。
その結果、写真のような軒の深い家が日本の家の美しい建物の原型になりました。(これを機能から出来るデザインを機能美といいます)

デザインで軒が浅いと①直射日光が室内に入ったり、②外壁の傷みが軒ありの場合に比べ劣化が早い、③梅雨時期などに窓が開けれず窓を閉めて機会に頼る(最近では機械換気に頼り、断熱・AC機能向上で窓を開ける習慣も少なくなりましたが)ことになります。
現代の家づくりでは、デザインや作業性(経済性)を優先することが多く 軒を短くすることも多いのですが予算やデザインが許すのであれば出来る限り軒を深く作ることをお勧めしますね。

 本日は、日本の家の屋根についてお話しさせて頂きました。
皆様、良い家づくりをして下さいね!

(各リンク)

■株式会社なんば建築 FB

■(一社)岡山県南部古民家再生協会 HP

■下津井sea village project  HP(下津井地域町おこし団体)

■下津井sea village project  FB(下津井地域町おこし団体)

 

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