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お客様の声

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倉敷市 田辺 様

2011年

「土壁はやっぱり呼吸していますからね。その良さはわかっていたんです。」

 

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kurashiki_t01_img02.jpg「和風の平屋の家を建てたい」と考えいろんな建築会社をみた中でなんば建築工房に建築依頼をされた田辺様。「昔の家で使われていた木をなるべく活かしたい」そして「土壁や無垢材をできるだけ使いながらも快適性も実現したい。」というご要望を叶える事ができたとの事です。その過程と現在の住み心地や住まい方を詳しく伺いました。  

 

 

もくじ

 

  1. お客様の想いを動画でご紹介
  2. 「古い家にある材料をなるべく活かしたいんです。」
  3. 土壁はとてもいい、でも寒い。
  4. 私がなんば建築工房を選んだわけ
  5. 昔のよいところと先人の想い
  6. 職人でなければできない仕事、その価値。
  7. 比較にならないほどの住み心地
  8. 家が教えてくれるもの

 

1.お客様の想いを動画でご紹介

 

 

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2.「古い家にある材料をなるべく活かしたいんです。」

 

■どんなきっかけで家づくりをお考えになったのですか。

 

ご主人様(以下記名なし):もともと住んでいた家が河川改修にかかりまして移転しないといけなくなったんです。それで総合展示場を廻り始めたというのが最初です。

 

■総合展示場を廻られてどのように感じられましたか。

 

私は平屋で和風の家、それと"古い家にある材料をできるだけ使って欲しい"という想いがあったんです。それで大手ハウスメーカーに相談したら始めから"それはできません"という事でした。やはり手間もかかるでしょうからね。
 

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3.土壁はとてもいい、でも寒い

 

■なんば建築工房とはどんなきっかけで出会われたのですか。


2008年11月に参加した住宅フェアでなんば建築さんと初めて会いました。そこで難波社長に"平屋を建てたい"と話したら"じゃあ、見せたい家がある"という事で児島で2邸、施工された家をみせてもらいました。その時に"土壁外断熱の家"をみて"これはいいなあ"と感じたのです。

 

■どうして"土壁外断熱の家"にご興味をお持ちになったのですか。

 

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昔の家が寒かったからです。朝起きると部屋の中は4度なんですよ。外は氷点下です。そうなると先にエアコンのスイッチ入れて暖かくなったら起きるという感じです。だから"断熱性のよい家"というのは絶対条件でした。しかし長年、土壁の家に住んで土壁の良さは捨てがたいと思っていたのです。でも土壁だけだと寒くなる…。そう考えていましたから。見学させてもらった家で体感して"土壁外断熱の家はやはり違うな"とわかりましたね。
 

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4.私がなんば建築工房を選んだわけ

 

■最終的になんば建築工房に決めようと思われたのはどうしてですか。

 

なんば建築さんが施工された家をみて"こういう家ができるのなら"と思ったからです。他の工務店さんも行きましたが話をしても"大丈夫です"といいながら自信がなさそうだったり、「手間がかかりそう…」「経験があまりない…」「追加費用をもらわないと…」と逃げ腰の反応だったんです。
それがなんば建築さん、特に難波社長と話していては逃げるような反応や態度が一切ない、うそもつきそうな人ではないと確信しましたからね。それに私もいい家を建てて欲しいから言うことは言います。そんな私の要望にも真正面から答えてくれそうな姿勢があると感じました。

 

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■実際に家づくりの過程でなんば建築工房と意見が衝突したことはありましたか。

 

一度だけ難波社長とやりあったことがありました。床に無垢材のカリンという木を使っているんですが加工すると木の色が赤いから木の粉や粉塵が赤くなって家の中を舞うんです。それについて"なんとかならないか"という話をしたら"木の性質上、仕方がない"という事だったんですけどすぐに飛んできてくれて対処してくれました。木の事を一生懸命話されたので"別に木の事を怒っているんじゃないよ"って話したんです。"この人は家や木が好きなんだな"と思いましたね。
 

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5.昔のよいところと先人の想い

 

■他に印象に残っている事はありますか。

 

難波社長は自分の家を造るような気分なんです。"私だったらこうする"ってよく話してくれました。思い入れは私以上かも知れませんね(笑)だから随所にこちらが考えている以上にいい木を使ってくれるんです。玄関もこんなゴツいタモの木になっています。こんな木が使えるというのも木に対する愛着、考え方それと木をよく知っている職人がいるというなんばさんの特徴でしょうね。

 

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■始めから無垢材を使った家にしたいというお考えがあったのですか。

 

そうですね。無垢材に私はこだわったんですがね、うぶ(無垢材)には長所と短所があるというのがよくわかりました。暖房を入れると途端に反りやくるいが出てきます。温度と湿度によって全く変わってきます。この前もなんばさんの職人さんに来てもらって全部、調整してもらいました。無垢材というのは自然素材の良さもあるけど生きていますから反面、くるいも生じる、その点をなんばさんはよく知っていていつでもメンテナンスしてくれます。そういう意味でもなんばさんで良かったなと思っていますね。

 
■家づくりで工夫した事や苦労された事はどんなことでしょう?

 

昔の家で使っていたものをできるだけ新しい家に活かしたいと思っていました。例えば、この欄間、静岡の方が細工をされたそうでやはり100年ぐらいは経っています。敷居もそうです。庭にある木も全て移し変えてもらっているのですがやっぱりご先祖さんがこれまで大切にして来ていますからその想いを遺してあげたいと思いましてね。ただ大工さんは大変だったと思いますよ。時には彫刻をするような細いのみでやっていましたからね。

 

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■古い家の材料を新しい家に使う時にどういうところが難しいのですか。

 

なんば建築工房 正田:ついている物を外す時も気を使います。外した時の下地に傷が残っていた場合、洗ったり補修する必要があります。一番は使う用途が違う場合ですね。欄間を欄間の状態で使う場合はよいのですが"どこかに使いたい"という場合は経験や知識がないととてもできないでしょうね。
 

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6.職人でなければできない仕事、その価値。

 

■他には印象に残っていることはありますか。

 

"外壁を鎧張りにして欲しい"ってお願いしたんですよ。前の家もそうしていましたから私としては軽い気持ちでね。しかし、これほど"大工さん泣かせ"の仕事はなかったかも知れませんね。

 

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私は最初は今、施工してある2倍くらいの板を使うのかと思っていたんです。そうするとなんばさんが"もっと幅の狭い板を使った方がきれい"というのでそのようにしてもらったんです。
でもこの作業が地道な内容なんです。1枚1枚、貼ったときにきれいにみえるように木を削るんですが実に根気と集中力がいる仕事なんですよね。夏の暑い中、木の粉を顔につけながらね。真剣な顔で本当に気の毒なような作業でしたよ。

 

正田:材料も二度と入らないような貴重なものが多かったですから職人の中でも緊張感があったと思いますね。ピリピリしているところがいつもよりありました。そういう意味でも今後に活きるよい経験をさせて頂いたと思います。
 

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7.比較にならない住み心地

 
■入居され一冬過ごされていると思いますがどのようにお感じになりましたか。

 

真冬の寒い日でも床は10℃~12℃ぐらいです。湿度も50%くらいが平均です。だから全く朝が苦にならなくなりましたね。昔の家とは比較にならないくらいです。暖房も最小限ですみましたよ。

 

■以前の家も土壁は使っておられたのですか。

 

はい。やはり呼吸していますから調質効果もありますからね。健康にはいいと思っています。ただ、生きていますから家の中の温度や湿度が変わると変化して隙間ができたりするんです。だからこの前もなんばの職人さんにみてもらって補修して頂いたんですがそのあたりの調整しながらうまく付き合っていく事が大事だと思いますね。

 

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8.家が教えてくれるもの

 
■入居されてあらためてお感じになることはありますか。

 

最近、つくづく思うのですが家というのは教育の場だという事です。ただ、食べて寝るところじゃない。まずは建ってくれた人に感謝をしないといけないと思うんです。最初、何 もないところからいろんな職人さんが関わってできるわけです。その事にありがたいということを1日に1回でいいから感謝する機会を持つことが大事だと思います。"住まわせてもらっている"という気持ちですね。神棚のような"場"があれば自然とできます。そんな親の姿を子供が日常的にみるという風景が重要なような気がします。

 

■場があれば確かにできますね。

 

床の間は立派な掛け軸をかけるためにあるわけじゃないんですよね。何でもいい、自分の信ずる教えの軸をかけて拝めばいいわけです。そんな中に先祖を大切にするという事も入ってきます。不思議ですけど小学校2年の孫も教えていないのに仏壇の間に出入りする時は正座して一礼しているんです。「見て育つ」という事だと感じます。最近はおじいちゃん、おばあちゃんの世代と同居することが少なくなりましたが違う世代から「注意されたり怒られる」ということは必要な気がしますね。確かに言い方が悪いケースがあるかも知れないけど親が気づかないこともありますから。最近、世の中で起こる事件を見ていると何か、そのように感じてなりません。

 

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■他に家を建ててからどんなことに気をつけておられますか。

 

できるだけきれいにしておくことも必要です。手入れをしておくと家が傷んでいるところなどもすぐにわかります。それで自分で出来ることは自分で補修します。これが手入れをしていないとわからない、わかった時には費用も手間もかかるようなことになるのです。
せっかくいい家を建ててもらったのに住み方が悪いでは長持ちしませんよね。どうせなら建ててもらった方から"いい住まい方をしてくれてありがとう"と言ってもらう方がいいじゃないですか(笑)"作ってくれた方の気持ちが活かせる使い方"というんですかね。だからそうなれるように家の手入れはできる限り、行っています。これからも続けていきたいですね。

 

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田辺様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

 

※ 取材日時 2010年2月
※ 取材制作:WISHパートナーズ 赤木浩二